巻線回転速度が遅い場合は、テンション値で設定したままのテンション値を維持することが可能ですが、巻線回転速度が上がるにつれ線がテンションに入るまでの抵抗が大きくなってきます。
フィードバックがないテンション装置では、スプールやプーリー、フェルト等が影響し、線速が上がるにつれてテンション値は上昇し、設定したテンション値にプラスされています。
フィードバック付のテンション装置は、テンションに入る前のテンション値が上昇してもテンション内でマイナスさせるように作動しますが、装置のテンション値が0に近づくにつれ動作が不安定になり、やがて0になると制御不能になります。その後はフィードバック無しのテンションと同じようにテンション値は上昇していき、高速巻線には対応しきれなくなってしまいます。
それに対しサーボテンションNSTAシリーズは、モーターで線を繰り出すシステムなので、テンションに入る前のテンション値は全く無視することができます。だからNSTAシリーズは、”実際のテンション値=設定したテンション値”が可能になるので、安定したテンション値を得ることができるのです。
形式 |
NSTAシリーズ |
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価格 |
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納期目安 |
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中国国内在庫 |
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対象業界 |
産業用機械・装置 産業用電気機器・制御機器 精密機器 |
1高速巻線への対応
NSTA-Sの場合線径φ0.01mmからφ0.2mmまでの広範囲にわたって30m/sec.以上の高速巻線に対応することができるので、生産力の大幅アップが可能です。
2品質の安定
テンション値が安定すると、ルーズターンや断線・ヒゲ残し等、テンションが原因の巻線の不具合がなくなるので、製品の安定した高品質を維持することが可能です。
3広い汎用性
アームとスプリングの交換により、NSTA-S1台で張力0.5g~200gまでの広範囲に使用できます。この広い汎用性が結果的にコストダウンにつながります。
4テンション減衰の安定
NSTAシリーズを使用すると、従来のテンションと比較して、確実に安定したテンション減衰値を得ることができます。
対応可能言語
日本語 英語
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